おかずブログ 徒然なるままに

33歳男子。外資系商社勤務。適当に仕事の事とか書きます。

TOEIC

現在、米資本の企業で営業をしていますが、英語力については普段あまり聞かれることはありません。職場は日本人ばかりですが、ネイティヴばりの英語ペラペラな人だらけというイメージで入社しましたが、実際は全然そんなことはなく、自分も含めてザ・日本英語って感じの発音の人が大半です。それに、僕は東南アジアや欧州の取引先が多いので、お互い第二言語同士なので気楽に話せています。でも発音がすごく流暢な人の英語を聞くとやっぱり憧れます。実務で困ることはありませんが、今後は僕も英語発音を改めて勉強して練習したいなと思っています。

 

TOEICについては、昨年、改めて勉強し直そうと思って過去問題を10回ほど、単語の参考書を買って通勤中に何度も流し読みしました。

昨年から、問題形式が改定になってからはまだ受験していませんが、昨年取得した直近のスコアは875点でした。

 

大学生時代は600点なかったです。社会人になっても、毎年最低1回は受験していましたが、なかなか800点を超えず、いつも700〜760点くらいを行ったり来たり、800点はとりあえず超えたいと思っていました。

 

TOEIC自体は、日本や韓国では重宝されている感がありますが、グローバルで見たらマイナーかもしれません。ただ日系企業はこのTOEICを一つの参考値としているようで、受験者数も増えているのだと思います。広告にTOEICのスコアアップを強調する英語学校もありますね。ある程度、受験回数の経験がある人は感じると思いますが、テクニカル的な要素で問題傾向や、引っ掛けパターンがいくつか存在しますよね。

 

ある程度、受験経験があって慣れているけど、今ひとつスコアが伸びない、または僕のように例えば800点は最低でも持っていたい、という方に、参考まで僕が昨年取り組んだ事をシェアさせて頂きます。出来るだけシンプルにお伝えします。

 

1.苦手なパートを把握する

テスト結果ではパート毎のスコアリングが記載されているので、自分の得意・不得パートを把握する事が可能かと思いますが、問題はテスト会場で回収されますので、具体的にどの問題でミスをしたのか(語彙・文法・前置詞・読解?)全て正確に記録、記憶する事は難しいと思います。しかしスコアリング結果を参考に、先ずはどのパートが伸びたら目標スコアに到達するのか把握することで問題意識を持つことが第一歩だと思います。

 

2.目標スコア+α を目標とする

自分の場合、最低800点を取ると決めた時に、具体的に意識したのは900点以上取るという事でした。目標のもう一段階上を意識することで精神的な余裕を持って訓練に臨める気がします。

 

3.模擬試験問題をひたすら解く(全パート通して)

模擬試験を10回分ほど、本番同様にきっちり2時間を測って全パート解きました。苦手なパートだけを重点的に時間を充てて訓練してきましたが、それでもなかなか結果が出ずにいました。

TOEICは2時間ぶっ通しで行われる試験であり、精神的なコンディションが結果に大きな影響をもたらすものと思っています。模擬試験問題集は、可能ならばTOEIC公式問題集が好ましいですが、値段が高いです。買うときに値段的に痛かったですが、投資だと思って買いました。また2時間ぶっ通しで取り組むのは結構億劫だったりしませんか。

僕は自宅では全く勉強できませんので、近所の図書館やカフェを色々探しました。自分なりの集中できる場所で先ずは億劫でも1回2回と、過去問を2時間ぶっ通しでやってみてください。時間もシビアに2時間経てばやめてください。時間が足りない、余るのも、現状を知るうえで重要です。

 

4.模擬試験問題の採点・復習には時間をかけて

2時間ぶっ通しで模擬試験を終えたら、是非一息ついて自分を褒めましょう。

自己採点中に、ミスをした問題にチェックを入れておきます。後で問題集をパラパラとめくった時に、自分がミスした問題がパッと見える様にしておいてください。

そしてスコアを出して、具体的に間違えた問題に対して時間をかけて丁寧に振り返りを行います。また問題を見返しながら、「自信はないけど勘でマークした問題」が正答だったかどうかも確認します。この「勘でマークした」問題では、意外と自分の英語の感覚的な理解度を問われていることがあるので、正答であれば次から自信を持って回答できますし、間違っていたら、どこが間違っていたのかを確認できれば、次からは「何となくこれかな」ではなくて、自信を持って回答できますね。

 

5.何だかんだ語彙力UPは影響大

よく、テクニカルな解き方を指南する参考書や、最後のパートの「ここだけ読めば良い」的な教科書が書店には並んでいますが、そのような訓練方法も効果的だとは思いますが(自分は実践していません)語彙力の向上はどのパートに対しても非常に有効だと思います。僕が大変お世話になった参考書は参考まで下記にシェア(2017年改訂版が出た様です)しますが、これは普段の仕事においても非常に参考になっており、取引先とのメールで実際に使用することが多いです。通勤中や隙間時間に手軽に読めるサイズ、構成なので繰り返し目を通しています。

語彙力の向上は、TOEICのスコアアップだけではなく英語の表現力の幅が広がりますので、常にチェック・広めていきたいと思っています。

英語には日本語の謙譲語・尊敬語の入った繊細な敬語表現がない。と聞くことがあるかと思いますが、そんなことはありません。一例ですが、仕事で実際によく使用する語彙として、Accommodate=受け入れる を挙げます。

 

・Please accept it. = 受け入れてください。

・It would be great if you could accommodate it. = ご了承頂ければ幸甚です。

 翻訳するとこんな感じでしょうか。伝えたい事は同じですが表現が違いますね。

そしてTOEICでは、このaccommodateに下線が引かれて同義語は何か?という問題が出たりします。

 

A. Avoid

B. Assist

C. Accept

D. Argue

 

これ、知っていれば瞬時に回答できる問題となります。

知っているか、知らないか。だけの事ですね。

あるいは、「何となくこれかな」でも回答は可能ですね。

よく、ホテルや寮の宿泊施設のことを、「アコモデーション」とカタカナで表現することを知っていれば、その派生で何となくAccommodationが(宿泊施設≒収容できるもの)連想で「受け入れる」に辿りつくこともあると思います。それで正答を得る事に全く問題ないと思います、そして振り返りで理解を確かなものにできますね。

 

以上、こんな感じで問題集を解きつつ、やがて楽しみながらテスト当日を迎えることができたら、精神面でも余裕を持って本番に臨めますね。

 

少しでもご参考になれば幸いです。

 

おかず

 

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

 

 

海外転職 体験記4 出会い

以前アップした「海外転職 体験1〜3」では、ネガティブな経験もシェアさせて頂きましたが、今回は人との出会いについて書きたいと思います。色々と辛くて、大変に後悔した日々もありましたが、いま強く思うことは、そこでご縁を頂いた現地での人達との出会いに助けられ、それが僕にとって一番の財産になっているということです。

 

シンガポールで新しい家族ができました。

 

仕事や上司との関係がうまくいかず、完全に自信を失って悶々とした後悔の日々を送っていた時の事でした。当時は現地在住の日本人の方々とルームシェアをしていたのですが、正直そこでの居心地はあまり良くなく、都心の立地でしたので経済的にも厳しい状況でした。そんな時、ある現地で出会ったシンガポール人から、「知り合いのところに居候させて貰ってはどうか」と誘われたのです。早速、住所を聞いてその家族に会いに行ってみました。物静かなお父さん、おしゃべり好きなお母さん、そして当時は高校生の息子が2人いる4人家族でした。いきなりの日本人の若造の訪問に最初はお互い緊張しましたが、僕は片言の英語で、自分が精神的・経済的に困窮していること。住環境を変えたいということを伝えました。その日のうちに、じゃあ一緒に住もうと言ってくれたのです。そして、翌月から一緒に住み始めました。

 

この家族との出会いで僕は救われました。

本当に感謝してもしきれないくらい、本当に本当に大きな支えになりました。

そのお宅は日本人にとってはかなりマイナーな郊外の団地でした。近所に日本人は住んでいません。(日本人が住むのは主に都心エリア)完全ローカル生活です。けっして裕福とは言えない家庭でしたが、僕を本当の家族のように受け入れてくれて、悩みも全部打ち明けて、特にお母さんには色々と相談しました。二人の息子は僕のことをお兄さんと慕ってくれました。週末は一緒によく出かけたものです。この家族との生活が当時どれだけ支えになったことか。もう本当に感謝しかないです。何故こんなにも外国人の若造に優しくしてくれたのか、今でも不思議に思うことさえありますが、この家族とは死ぬまで一生付き合いたい思います。かけがえのない家族だと思っています。

 

その後、シンガポールから日本に戻り4年ほど経ちますが、1年に1回は必ず会いに行っています。僕には実姉がいますが、二人の息子は弟のようでとても可愛いです。上の子は社会人となり立派な青年になりました。家でオンラインゲームばかりしていた下の子は現在兵役中(シンガポールでは約2年間の兵役義務あり)、最近なかなか連絡を取れませんが、たくましく成長しているだろうと思います。日本にきたら秋葉原に連れて行きます。

 

将来、子供ができたら、シンガポールに留学させて全部面倒見ると言われています。

また自分としては今度は駐在として同国へ行くチャンスがあれば最高かなと思っています。今年はその家族が日本へ遊びにくる予定で、本当に楽しみです。

僕の(本物の)家族ともご対面いただこうと計画中。ワクワクしています。

 

そんな訳で、とても辛く後悔の日々を送っていましたが、この家族とのご縁が一番の財産となっています。

シンガポールで、僕は大きな挫折と最高の出会いを得ることが出来ました。

だから、とても思い入れのある国となっております。

 

またいつか、住みたいと思いつつ頑張ります。

 

おかず

これからの働き方

先日、早いもので31歳になりました。

これまで、とにかく残業だらけでガムシャラに働いたり、毎日燻ったり、海外就職を含めた2度の転職もあったりと、それなりに色々な事があった20代を終えて、これから30代のステージへ進んでいくなか、改めて「働く」ことについて書きたいと思います。

 

先ずネガティブな事ですが、現実的な事をいくつか挙げますと、

 

・努力は報われない。(=努力そのものが評価対象にはならない)

・会社で2倍の収益を上げても、給料は2倍にはならない。

・年上のあの人より収益を上げていても、給料は自分の方が低い。

 

このような事について、何故なのか疑問を持ち、またその理由を明確に説明する事はできますか。僕は全く答えられませんでした。

 

これからの働き方について、最近読んだ本が非常に参考になったので紹介します。

得意先の方からご紹介いただいた書籍で、あっという間に読み終わりました。

新書なので手に取り易く非常に読みやすい内容となっていると思います。

 

=一部、キーワードを抜粋=

・「使用価値」と「価値」は異なる

・労働力も立派な商品である

・個人も売上高(年収)よりも利益率(自己内利益)に着目する

・仕事が資産の積み上げになっているか

 

資産を作る仕事=会社に利益を提供する

 

・顧客との人間関係

・業界での専門知識

・業界での相場観

・社内での人脈構築

・市場の情報源となる

・自己の経験からくる判断力   等々

 

会社へ利益を提供すると同時に、それらが自分の資産にもなる働き方は、日々の仕事に対する姿勢やキャリア形成を考える上で一つの重要な要素になると思います。

 

自分もひとつひとつ「積み上げ」となる様に意識して過ごして行きたいと思います。

 

おかず

 

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)

 

 

ダイエット 1ヶ月経過

ダイエットを始めて1ヶ月が経ちました。

一応、就寝前に毎日体重を記録してきました。

 

結果 : 3キロ減

一応、結果が出ています。

今のところ、楽しく取り組めています。

 

今月のランニング記録(2017年2月1日〜26日現在)

・総距離 : 119.8km   (1月は99.3km)

・日数  : 17日 

・消費総カロリー:9,136 kcal

・平均速度: 6分43秒/km

 

近所に24時間オープンのジムがあるので、主にそこでマシーンで走ったり、仕事のあと皇居ランをしたり、近所の公園を走ったりしています。

ジムで走るときは、その前に軽く筋トレをしてから走るようにしています。

腹回り(腹筋)を中心に、10-15分くらい。 

 

スマホアプリでランニング記録を残して友人と共有したりして途中から義務感とか負けず嫌いとかあって、ここのところ1月2月は継続してランニングできました。

 

夜は出張や会食以外は炭水化物できるだけ控えていますが、そこまでストイックに食事制限している訳ではありません。なので我慢や辛抱している感じはあまりないです。

我慢が多いと継続するのが難しくなるので。特に昼食は気にせずにご飯とか定食がっつり食べております。

 

毎日、例えば朝一や就寝前に、体重を記録する習慣をつけるのも重要かと思っています。意外と増えていなかったり、1日で2キロ増えたりと、上下動ありますが、あまり短期的な変化に一喜一憂しないようにもしています。

 

とにかく、このまま継続して減量を続けていきたいです。

 

おかず

プレミアムフライデー

毎月の最終金曜日の午後は早期帰社を促し、消費を促進するこのアイデア、先日2月28日から始まりましたね。政府が旗振りをしているこの取り組み、大手企業に勤める知り合いに聞くと早速開始しているようで、遅くても夕方4時頃には席を発ったのだそうです。僕が勤務している会社では、特にこの事には触れておらずまた意識もされていません。取引先のお客様(中小企業さんやオーナー会社さん)に聞くと、「とんでもない、うちは土曜日も出勤日で精一杯やってるからそんな余裕はない」とのコメントでした。

 

僕自身も、何が「プレミアム」なのか、正直あまりしっくりきていない。

もう少し時間が経って慣れてきたら、「あ!今日はプレフライデーか!」と自然と馴染むのだろうか。

 

ただ、実際思うのは、単に勤務時間を短縮することがイコール効率を高める事かというと、決してそうではない気がしている。自分一人だけの都合で仕事がFIXする業務の方(実際には何かしら他人と関わっていると思う)はまだしも、多くは先方や仕入先、海外との取引等で金曜日の午後を呑気にしていられないと思う人は多いと思う。

 

また、この制度によって逆に大変になる現場や担当者も多いと思う。

プレフライデーにより、大手から中小企業へ外注される仕事の期限や納期が早まり、その負荷がかかるのは現場である。人手不足の中で一生懸命に仕事を回している企業にとっては、より負担増になるのではと危惧している。

 

それであれば、もう週休3日制にしても良いのではと思ったりする。

中途半端に、「こうしていきましょう」よりは、明確に「こうなります」の方が日本人にとっては順応していると思う。またIT技術やデバイスの発達により、「会社へ出勤」する事の必要性は今後薄れていく気がする。パソコンやタブレット、ネット環境がこれだけ整っているのだから、会社に行かずとも仕事ができる時代に入っている。

 

逆に言うと、平日休日、定時内外関係なく、いつでもどこでも仕事ができてしまう。

重要なのは、週休何日だろうが、仕事は受け身ではなく、効率も含めた能動的な行動・自己管理力の鍛錬だと思う。

別にプレミアムフライデーが始まったからではなく、日頃から少しでもそのような意識・向上心を持って業務にあたりたいと思う次第である。

 

おかず

ダイエット

現在30歳ですが、体重がやばいです。標準体重から10キロも多いです。

年齢のせいにしたくありませんが、20代よりも明らかに基礎代謝が落ちていると思います。このままでは非常にマズい。。。

 

去年の11月頃から、継続的にランニングしています。

でも走っても走っても、なかなか痩せず。最近は24時間営業している夜間は無人のジムが近所にできたので、入会して筋トレと有酸素運動を始めました。2キロくらいは痩せましたが、出張や会食になると一瞬で戻ります。

トレーニング方法が良くないのかな?一応、自分なりに調べて脂肪燃焼に効果的な手順でやってはいるのですが、とにかく継続することかと思っています。

 

食事制限は中々難しいのですが、それでもここ最近は食べる量には気を受けています。

もう寝る前には、お腹か空いて仕方ありません。でも空腹感を残して就寝すると翌朝一番に体重計に乗ると、だいたい0.51キロくらい減っているのでテンション上がります。

 

先月1月は、月間100kmまであと一歩のところでしたので、今月は何とか月間100km走りたいと思います。しかし、お酒も飲めず、運動後の空腹時には炭水化物を中心にどうしても食欲を抑えるのはかなり難しいです。結局、1時間で10km走った後にご飯おかわり。みたいな。笑

 

とりあえず、5キロ減量を目指します。

 

トレーニング自体は楽しくもないのですが、体重の数字が日々減っていく成長ぶりを楽しみながら継続したいと思います。

 

不甲斐ない体型から脱して、気持ちももっと健康的に過ごせたらと思います。

今年はやるしかない!頑張ります。

 

おかず

海外転職 体験記3 後悔の日々

意気揚々と海外へ転職した先に待っていたのは、ワクワク・ドキドキの充実した日々、グローバルビジネスマンを目指す若者として、それはもう華やかな舞台。。。のはずでした。しかし、実際に何が起きたのか、それは後悔と苦悩の日々でした。

 

僕は現地採用という形で海外転職を果たした訳ですが、実際のところ、結果として後悔や苦悩(当時の話です)の大きな要因はこの「現地採用」であったことに間違いはないのですが、当時は深く考えず、とにかく勢いに任せて「ポジティブな挑戦」として即決行動に出たのです。

 

何がネックだったのか、これはもうつくづく自分の精神力の無さを露呈する格好になったのですが、この「現地採用」の立場そのものが、当時の自分にとっては想像をはるかに超えるレベルでの「劣等感」へ繋がってしまったのだと振り返ります。

 

別記事、体験記2 現地採用の懐事情 

 

で触れておりますが、周りには駐在員(つまりその企業の本社採用)が多かったので、同じ海外在住の日本人でも待遇や生活感には雲泥の差があり、ここまで違うものかと、羨ましくも、大変悔しい気持ちをマジマジを味わったのでした。

 

そんな気持ちになる自分が嫌でした。でも、自分の気持ちに嘘はつけません。

そして、その環境を選択したのは自分の意思です。海外に転職すると決めたとき、当時の上司や先輩から辞めておけとアドバイスも頂きました。

それでも、自分は海外へ出ることに迷いは無かったのです。

だから、自分が下した選択には、自分が責任を取るのが筋です。そんな気持ちも誰にも言えなかった。だから、精神的に苦しかったのです。

 

加えて、英語力の不足です。

 

英語での対話力や読み書きのスピード、ビジネス英語の基礎的なスキルを十分に備えておらず、入社していきなり当然のように行き交う英語でのメールや電話対応、書類作成、商談等、自分の処理能力を明らかに超えるペースでもう本当に必死。先方への返事を出すたびに「これで良いのか?」自信がない日々が続きました。自分の英語表現や発言を恥ずかしく思うようになってしまいました。

 

現地スタッフは英語環境(シンガポール公用語が英語)で育っているので英語での仕事は当たり前の状況です。日本からの多くの駐在員がおりましたが、当然彼らも仕事を進めるにあたり英語は常用ツールです。

明らかにレベルの低い状況に、よくこれでここに来たな。と本当に自分を恥じてしまいました。

 

落ち込んで帰宅しても、相談に乗ってくれたり、心から親身になって聞いてくれると思える友人は身近にはおらず、初めての海外での社会人生活に戸惑いながら、心からリラックスして笑える時間も少なくなり、ストレス発散方法もよく分からない精神状態へと悪化して行ったのです。

 

大きな変化を伴う選択をするとき、少なくとも想定し得るリスクについて考えてみる事には越したことがありません。もちろん正確に未来の出来事を予想することは難しいですし、失敗する為に行動を起こす人はいないと思いますが、それでも「もしうまくいかなかった場合どうなるのか、どうするのか」を想定することは大切だと痛感しました。仮にそうなったとしても、精神的な逃げ道を予め持っておいた方がダメージは幾分軽減されるのではと思いました。

 

自分の場合、「絶対に上手くやっていける」という根拠のない自信があって、それこそ前途洋々・意気揚々で大袈裟に言えば日本での生活や仕事を全て捨てて出て行ったので、もうその後の反動はやばかったです。根拠のない自信と書きましたが、その根底には、「それまでの人生、それなりに思うように安パイで生きてきた」のだと思います。

 

このような訳で、他にも色々と要因はあるのですが、完全に出鼻を折られた格好で、僕の海外転職の生活は始まりました。それでも、このような環境の中で、かけがえのない出会いや経験を得ることが出来ました。その話も次回に投稿したいと思います。

 

今日はえらい暗い話になったので、次は明るい内容を書きたいと思います!

 

それじゃ、また〜

 

おかず